2010年10月20日
こんにちは。
ことしの英愛オークス二冠馬スノーフェアリーが
エリザベス女王杯に参戦を表明しています。
彼女がどれほど強いのか参考になるレースを探したら、
ブリーダーズCフィリー&メアターフが適当かもと・・・。
11月5日とエリザベス女王杯の10日ほど前に
チャーチルダウンズの芝2200mで行われるこのレース、
ご存じのようにレッドディザイアが出走します。
1倍台の大本命に目されているのはミッディですが、
彼女はヨークシャーオークスでスノーフェアリーと対戦、
結果は3馬身差の楽勝でした。
ミッディとレッドディザイア、この2頭の直接対決が
スノーフェアリーVSアパパネの物指しにならないでしょうか。
ミッディの父オアシスドリームからグリーンデザート、ダンチヒへと
さかのぼる父系はブレーク中のケープクロスと同じで、
ヨーロッパでもかなり注目されている血統です。
また母の父がキングマンボというのも魅力に映ります。
さて、ミッディの戦績をもう少し追ってみると、
つづくヨーロッパ最強牝馬決定戦・ヴェルメイユ賞では
牡馬相手にサンクルー大賞を制したプルマニア、
仏オークス馬のサラフィナをねじ伏せています。
目下G1を3連勝、昨年のフィリー&メアターフの勝ち馬であり、
芝の中距離部門では世界最強牝馬かもしれません。
このミッディにレッドディザイアがどんな勝負をするのか、
ヴェルメイユ賞2着のプルマニア、3着のサラフィナ、
アメリカに渡ってG1・4連勝中のプロヴィソもエントリー。
ことしのブリーダーズCフィリー&メアターフは
現在、望み得る最良のメンバーが集まったと思います。
海の向こうとこちら、 “女の戦い” を楽しみたいと思います。
きょうも来てくださってありがとうございます。
毎週水曜日は 『馬名ミュージアム』 を更新しています。
競馬ライター・関口隆哉さんが軽妙な筆づかいで書き綴る
ちょっとレアでディープな話題をお楽しみください。