2010年11月05日
こんにちは。
いよいよ今日ブリーダーズカップが開幕します。
日本時間では日付けが変わって明日の朝方になりますが、
レッドディザイア、エスポワールシチーが
史上初の日本調教馬によるBC制覇をめざします。
史上初といえばBCターフに出走のワークフォース、
彼もまた凱旋門賞馬によるBC初制覇をにらんでいます。
これまで凱旋門賞馬は11頭がBCターフに挑戦していますが、
結果からいえば、0-3-1-7、勝利の女神から見離されています。
86年のダンシングブレーヴ、00年のモンジューといった
歴史的名馬もそれぞれ4着と7着に敗れています。
世界の頂点を競うレースの後で余力が残っていない?
アメリカの芝質やコース形態の問題もあるのでしょう。
ところが凱旋門賞を何らかの理由で敗れた馬が
7頭で8勝しているという現実もあります。
ハイライトは02年と03年を連覇したハイシャパラル。
彼は凱旋門賞でいずれも3着に惜敗しますが、
BCターフでみごとに巻き返しました。
産駒に “オーストラリアの星” ソーユーシンクが出て、
メルボルンカップ3着後にクールモアに売却されたため、
来年はヨーロッパで走り父の果たせなかった
凱旋門賞制覇をめざすことになりそうです。
昨年のコンデュイットもそうですね。
彼の場合、凱旋門賞は休み明けのひと叩きという感じで
最大目標はBCターフ連覇にあったフシもあるのですが・・・。
さて、英ダービー馬にして凱旋門賞馬ワークフォース、
過去これだけのキャリアの馬が登場したことはありません。
ダンシングブレーヴはキングジョージと凱旋門賞に勝ちましたが、
英ダービーはシャーラスタニの2着に敗れています。
勲章の重みではワークフォースに軍配が上がりそうです。
一方、凱旋門賞では不利があって4着に負けたペーカバッドが
雪辱の誓いを胸にワークフォースを追いかけてきました。
今度はベーカバッドという気もするのですが、
ワークフォースのサー・マイケル・スタウト調教師は、
ピルサドスキー、カラニシ、連覇のコンデュイットと
このレースを4勝もしている辣腕です。
少頭数ですが素晴らしい熱戦が見られそうですね。
きょうも来てくださってありがとうございます。
レッドディザイアの直前ナマ情報は
東京サラブレッドクラブのホームページで見られます。
どうぞ覗いてみてください。