2010年11月06日
こんにちは。
この原稿を書いている時点では、
まだBCフィリー&メアターフはスタートしていません。
ここまでくると、もう祈るしかないですね。
競馬というのは、いうまでもなく馬と馬が勝負を競うのですが、
人と人との戦いという面も見過ごせないと思っています。
フィリー&メアターフには凄い調教師が名を連ねています。
イギリスから来たミッディのヘンリー・セシル調教師は、
英愛仏でクラシックレースを34勝しています。
半月ほど前の英チャンピオンSを勝ったトゥワイスオーヴァー、
この馬もセシルさんの管理馬、いま波に乗っています。
フランス代表プルマニアのアンドレ・ファーブル調教師は、
20年連続で仏リーディングトレーナーに輝いた名伯楽。
凱旋門賞を実に7回も勝っている凄腕が不気味です。
地元アメリカ・ハーモニアスのジョン・シレフス調教師は、
ご存じゼニヤッタを管理する名実ともに旬のトレーナー。
ハーモニアスは芝に転向して、ふたつのG1を含み目下4連勝、
ゼニヤッタといい、この馬といいレース選択の巧い人ですね。
ミスケラーのロジャー・アトフィールド調教師はカナダ在住、
来週はエリザベス女王杯に出走するアーヴェイとともに
日本の京都競馬場にいるはずです。
このほかヒバーイェブは人気薄ですが、
サイード・ビン・スルール調教師とデットーリ騎手の
世界一コンビが一発大駆けを狙っています。
これだけ多士済々の名トレーナーに囲まれては、
レッドディザイアの松永幹夫調教師も大変です。
でも、こんな機会は求めても得られるものじゃありません。
ぜひ世界一級のトレーナーの存在感を体感してきてください。
勝っても負けても松永厩舎の、ひいては日本の競馬界の
大きな、そしてかけがえのない財産になるはずですから。
きょうも来てくださってありがとうございます。
さて、きょう(といっても日本時間では明朝ですが)
いよいよ頂点のBCクラシックの発走です。
エスポワールシチーに頑張ってもらいたいのは当然ですが、
ゼニヤッタの最後のレースという意味でも
ワクワクドキドキの瞬間が迫ってきました。