こんにちは。
きょう名古屋競馬場で行われる名古屋グランプリ、
クラキンコというホッカイドウ競馬の牝馬に注目しています。
まぁ注目というより “肩入れ” なんですけれど。

父クラキングオーはマルゼンスキー直仔のスズカコバン産駒で
母クラシャトルはその父がワカオライデンという血統です。
両親ともにホッカイドウ競馬で走り、
ともに北海道のダービーである北海優駿を勝っています。
クラキンコ自身も今年の北海優駿を制覇していますから、
父母仔と3頭とも3歳チャンピオンに輝いているわけです。
世界は広いですからいろんな記録があるのでしょうが、
こういうケースもちょっと珍しいんじゃないでしょうか。

3頭ともに “クラ” の冠名がついているように、
倉見利弘さんのオーナーブリーダーホースになります。
地味ですけれど夢のある血統を育てつづける情熱には
頭の下がる思いがします。

ご存じのように北海優駿は2000mで争われます。
(父のときは2300m、母は2100mでした)
折り合い難のある馬にはこなせる距離ではありません。
クラキングオーは35戦11勝とタフに走り抜き、
北海優駿、道営記念といった大レースに加えて、
2400mのステイヤーズCを2度制覇するなど
長丁場で実力を発揮してきた馬です。

クラキンコ自身、門別のダート2600mで行われた王冠賞を
向こう正面から一気にまくり四角先頭で押し切っています。
長丁場の適性は間違いなくありそうですね。
問題はほとんど初体験の超小回り馬場ということになりそうですが、
昨日も少し書いたように地元の名手・吉田稔騎手を起用して、
打てる手はすべて打った、そんなムードもただよいます。
クラキンコの大駆けに期待しましょう。

きょうも来てくださってありがとうございます。
さて、明日は有馬記念の前売りがはじまります。
超豪華メンバーで最後まで迷わされそうですね。