こんにちは。
今日が仕事納めという方も多いのではないでしょうか。
仕事納めは競馬納めというわけで、
2010年のフィナーレを飾るG1東京大賞典が
師走の大井競馬場で行われます。

ジャパンCダートを回避してここ一本に備えたスマートファルコンが
人気を集めるのでしょうが、地方の雄フリオーソも猛反撃します。

フリオーソの今シーズンの充実ぶりは素晴らしく、
5月のかしわ記念でエスポワールシチーに迫る2着確保に続いて、
帝王賞で文字通りの “砂の帝王” カネヒキリを破り、
日本テレビ盃では今年のジャパンCダート制覇のトランセンドを
一蹴、このレースではスマートファルコンは3着に敗退しています。
中央、地方を通じて№1ホースの貫禄を示したといえるでしょう。

ところが前走JBCクラシックはファルコンを楽に逃がしすぎて、
影も踏めずに７馬身差の大敗でプライドを傷つけられました。
スマートファンルコンの眼を見張るような快進撃は
驚くべきものがありますが、ここまで力量差はないでしょう。
展開と馬場のイタズラという面も確かにあったように思います。

スマートファルコンはヴァーミリアンなど古豪に力の衰えが見られ、
王者エスポワールシチーが海外遠征で不在の間に、
目覚しい進境を見せ、トップホースへとのし上がりました。
もう過去のG3専用ランナーの面影はありません。
この両雄の激突はフィナーレを飾る大一番にふさわしいですね。

鮮やかな追い込みを決めたかと思えば、
一転して末脚不発のケースも目立つシルクメビウスですが、
2000mへの距離延長はプラスと出そうです。
両雄がやりあえば直線一気に台頭してくる場面もあるでしょう。
3歳のバーディバーディもジャパンCダートのレースぶりに
成長の後がうかがえました。楽しみな一頭です。

きょうも来てくださってありがとうございます。
東京大賞典も来年からは国際G1に昇格します。
ジャパンCダートとはおよそ中3週間の国際G1シリーズ、
海外からの参戦馬が増え面白い競馬が実現すると良いですね。
それでは、どうぞ良い “競馬納め” をお楽しみください。