2010年12月31日
こんにちは。
早いもので今日はもう大晦日です。
気ぜわしい中、来てくださってありがとうございます。
今年1年のご愛読に心より感謝申し上げます。
2010年、一言でいえば “牝馬の時代” ということでしょうか。
ゼニヤッタは最後の最後で土がつき20戦19勝で引退、
ウオッカも遠征先のドバイから繁殖地アイルランドへ直行、
日米を代表する人気馬が現役を去りました。
でもまだまだ元気なゴルディコヴァは健在で後継も育っています。
ゴルディコヴァはG1通算12勝の大記録を樹立しました。
『より多くの古馬が(ゴルディコヴァのように)現役を続けるなら、
それはファンにとって喜ばしいことだ。それが当たり前になれば、
より多くの人が競馬場に足を運んでくれるいい機会になる。
たった1年では十分ではない。彼らを振り向かせることはできない。
もっと多くの人が同じことをしてくれれば素晴らしいことだと思う』
オーナーのアラン・ヴェルトハイマー氏は、
牡馬が3歳いっぱいで引退することに理解を示しつつも、
牝馬は元気であれば現役を続けるべき、と語っています。
3歳牝馬チャンピオンのスノーフェアリーも現役を続けます。
英愛オークス、日本のエリザベス女王杯、香港カップと
強い競馬ぶりで勝ちまくり稼ぎまくりました。
来年もドバイワールドC遠征からスタートします。
ダンロップ厩舎の先輩ウィジャボードのように
世界を股にかけた大活躍が見られそうです。
日本の女王ブエナビスタもドバイをめざしているそうです。
今度は芝のシーマクラシックではなくワールドCに向かいます。
“世界最強女王” の座をかけた戦いが今から楽しみです。
スノーフェアリーとはジャパンCで直接対決する可能性もあって、
この “女の戦い” が来年のハイライトになるかもしれません。
牝馬三冠アパパネは一段と成長した姿を見せるんでしょうね。
マイルは5戦4勝2着1回のほぼパーフェクトな戦歴で
NHKマイル圧勝の父キングカメハメハ、
短距離ランナーだった母ソルティビッドの影響を考えると
来年はヴィクトリアマイルから安田記念、
マイラー路線で目覚ましい活躍をしそうな予感がします。
2歳牝馬のレーヴディソールに素晴らしい未来を感じます。
これまでのところ発揮したその強さはもしかしたら、
ウオッカ、ブエナビスタ、アパパネにも遜色ないかも。
牡馬相手のデイリー杯2歳Sの背筋が凍るような末脚は
ウオッカに続くダービー制覇も夢じゃないと思わされました。
大晦日のきょうも来てくださってありがとうございます。
牝馬陣は来年も充実一途の様相です。
願わくばそれぞれの世代で良きライバルが出現してほしいものです。
繰り返しになりますが、今年1年ご愛読ありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。
それでは、良いお年を。