2011年01月04日
こんにちは。
正月早々、嬉しいニュースが飛び込んできました。
屈腱炎で長期休養していたカジノドライヴが復帰するそうです。
ファンの多い馬ですから喜んでいる方も多いでしょうね。
アルバータマキシマスという馬が調教再開したというニュースが
アメリカからもたらされていますが、
この馬とカジノドライヴは一昨年のドバイでの “戦友” ですね。
今から思えば “魔のワールドC” といえる極悪馬場で
勝ったウェルアームド、有力馬のアルバータマキシマス、
カジノドライヴ、すべてがレース後に屈腱炎を発症しています。
無事にレース生活をまっとうしたのはこの時の2着馬で
タフさが売り物のブラジル産馬グロリアデカンペオンだけでした。
いかに過酷な “サバイバルレース” だったかが分かります。
“地獄の淵” から帰って来た両馬の今後に注目しましょう。
カジノドライヴの場合、かつてカネヒキリが患った
重度の屈腱炎で同じ手術を受けて回復に努めてきました。
管理する藤沢和雄調教師は磐城での温泉治療後、
彼を何度も入退厩させています。
馬は手術前と手術後の自分の体力の落差が分からず、
放っておくとオーバーワークになりがちだといいます。
実際、アルバータマキシマスも調教中にいちど骨折して、
復帰がここまで延びたという経緯があります。
馬自身が自分に抱くイメージと現実の体力のギャップを
ちゃんと教え込むための入退厩の繰り返しだったのでしょう。
順調なら3月6日の阪神・仁川S (ダート2000m) が復帰戦とか。
2週前のフェブラリーSに間に合わないのは残念ですが、
焦らずじっくり一歩ずつ階段を上ってください。
きょうも来てくださってありがとうございます。
カジノが留守をしている間に力をつけたスマートファルコン、
そろそろ始動するエスポワールシチー、サクセスブロッケン、
これらの同期生との戦いが今年のダート界のハイライトですね。
レベルの高い戦いになりそうで楽しみです。