2011年01月07日
こんにちは。
JRAの年度代表馬がブエナビスタに決まりました。
これは競馬記者の投票をもとに決まるのですが、
ではハンデキャッパーたちはどう見ているのでしょうか。
JRAではすべての平地重賞とダートグレード競走、
2歳限定を除くオープン特別で上位5頭の入賞各馬の
格付け、レーティングを行っています。
上位4頭の平均値がレースレーティングとされます。
これによりどのレースのレベルが高かったのか、
どの馬が強かったのかが評価される仕組みです。
2010年でもっとも評価の高かったレースは、
119.50ポンドの評価が与えられたジャパンCでした。
有馬記念が118.50ポンド、宝塚記念が117.50ポンドで並び、
117.25ポンドで天皇賞・秋、京都記念が続いています。
天皇賞の評価が相対的に低く出ているのは、
負担重量の関係で4ポンドを差し引いてレーティングされる牝馬が
ブエナビスタ、オウケンサクラと2頭もいたからでしょう。
逆に京都記念は3着にも関わらず実績を評価された
ドリームジャーニーの120ポンドが影響しているのでしょうか。
一方、どの馬がいちばん強かったのか?
ブエナビスタは勝った天皇賞と降着のジャパンCが121ポンド評価、
そのブエナを有馬記念で破ったヴィクトワールピサも同量です。
それに続くのが、前述のドリームジャーニーと
宝塚記念のナカヤマフェスタ、天皇賞のペルーサ、
ジャパンC繰り上がり優勝のローズキングダムの4頭になります。
ブエナビスタの高い能力と安定感は図抜けていますね。
年度代表馬というのもうなずけます。
ただ、ナカヤマフェスタは凱旋門賞で125ポンドの国際評価を受けており、
本来ならダントツのチャンピオンホースなのですが、
日本の競馬記者さんには評価されなかったようですね。
記者投票がもう少し接戦になってよかった気がします。
ヴィクトワールピサ、ローズキングダム、ペルーサが、
“3歳3強” という評価になっていますが、これは過去の話、
さて、2011年はどんな展開になるのでしょうか。
きょうも来てくださってありがとうございます。
今週は3日間の変則開催、たっぷりとお楽しみください。