2011年01月17日
こんにちは。
昨日の日経新春杯、いきなりG1馬が登場してきて、
年明け早々からいつになく盛り上がりを見せています。
目につくのはクラブ法人の所属馬が大活躍していること。
日経新春杯の勝ち馬ルーラーシップはサンデーレーシング、
中山の京成杯フェイトフルウォーは社台レースホースの所属。
前週のフェアリーSダンスファンタジアも社台レースホースでした。
シンザン記念のレッドデイヴィスは
東京サラブレッドクラブの所属馬ですね。
2週連続クラブホースが全部の重賞をさらったことになります。
日本には2千数百人のサラブレッドオーナーがいます。
うちクラブ法人は十数社にすぎず、
活発に活動している大手は十指に満たないのが現状です。
現象としては明らかな寡占傾向を示しています。
競馬の発展に良いのか害があるのかは議論の余地がありそうですが、
個人馬主にはちょっと辛い状況なのは確かです。
なぜ、こうした傾向が年々強まるのか?
一つにはクラブ法人は馬を売り買いするビジネスですから、
当然継続的に馬をラインナップしなければなりません。
特定の血統に偏ってはラインナップとして健全ではないので、
幅広い選択肢を準備することも必要です。
そこにはさまざまなノウハウが蓄積されることになります。
ちょっと考えてもクラブの優位性は相当なものです。
きょうも来てくださってありがとうございます。
クラブホースはなぜ走るのか?
継続的に考えていきたい問題ですね。