2011年01月21日
こんにちは。
偉大なサンデーサイレンスのラストクロップは今年8歳、
もちろんSS系の種牡馬が頑張っている事実はあるのですが、
父親ほどの圧倒的な存在感が乏しいのは仕方がないかもしれません。
昨年は外国馬、外国産馬が5つもG1レースをもぎ取りました。
スプリンターズSに至ってはワントゥーフィニッシュでしたね。
その勝ち馬ウルトラファンタジーは最近の香港G1に出走、
復活したセイクリッドキングダムのどん尻に敗れています。
セントウルS勝ちのグリーンバーディーも出ていましたが、
こちらはブービーというありさまでした。
そういう馬に日本馬は軽くひねられていたわけです。
香港スプリント陣の層の厚さといったら、なんとも凄いですね。
香港以外にも強敵は目白押しですから、
今年のスプリント、マイル戦線は外国馬の独壇場になるかも?
思えば、2007年に日本がパート1国入りして、
それまでと併せて段階的にレースが国際開放され、
昨年からすべての平地重賞競走が国際格付けされました。
日本競馬の折り返し点みたいな年に、
海の向こうの血が大活躍したわけです。
これで大挙して外国馬が押しかけるとはならないでしょう。
でも、日本の高額賞金は十分に魅力です。
エリザベス女王杯を勝ったスノーフェアリーのダンロップ調教師は、
賞金+ボーナスがインセンティブとなったのを隠しません。
彼女は英愛オークスをダブル制覇していますが、
それぞれの優勝賞金を足しても6000万円にも届きません。
ところがエリザベス女王杯は1着賞金9000万円、
プラス同額がボーナスとして加算されます。
ダンロップ調教師ならずとも美味しく思えますね。
徐々にでしょうが来日する馬が増えるのは確実なのでしょうね。
きょうも来てくださってありがとうございます。
海外からの来襲に日本競馬はどう対抗していけばいいのか?
そのあたりをもう少し考えてみたと思います。