2011年01月22日
こんにちは。
すべての平地重賞競走が国際格付けされた昨年、
外国馬、外国産馬、持込馬の活躍が目立ったお話をしています。
なぜそうなるかというと、本質は馬選びの方法にあると思います。
日本では毎年7000頭あまりのサラブレッドが生産されます。
そこからサバイバルが繰り返され淘汰を重ねて、
1頭のダービー馬、1頭のオークス馬が生まれる仕組みです。
ところがアメリカでは3万5000頭内外、
ヨーロッパでは2万頭あまりが毎年生産されています。
キーンランドやタタソールズを代表格とする
競り市のシステムも発展していますから、
馬の売買にあまり国境というものがありません。
5万頭以上の激烈な競争の中から、
1頭のエプソムダービー馬、ケンタッキーダービー馬が
誕生する仕組みになっています。
一般論として向こうの馬が強いのは当たり前ですね。
むろん日本適性というのもありますから簡単ではありません。
凱旋門賞を勝って絶頂期にあった名馬モンジューですら、
ジャパンCでは4着に敗退したのが日本の競馬です。
しかしサンデーサイレンス産駒を買っておけば、
間違いの少なかった時代がたそがれてきた昨今、
新しい血の導入など次代の競馬のあり方をめぐって、
試みなければならないテーマはいくつもありそうです。
きょうも来てくださってありがとうございます。
明日もよろしくお願いします。