2011年01月27日
こんにちは。
ドバイワールドCに挑むブエナビスタとヴィクトワールピサ、
そのライバルたちをざっと眺めてみると、まず、
今年はアイルランドの名門オブライエン厩舎が重い腰を上げて、
エース格のケープブランコを送り込んできます。
昨日ご紹介したように愛ダービー、愛チャンピオンSの勝ち馬です。
イギリスのヘンリー・セシル調教師は、
英チャンピオンS2連覇中のトゥワイスオーヴァーが切り札ですね。
昨年のワールドCは休み明けで大敗していますが、
一昨年のオールウェザーで行われたBCでは3着しており、
カーリアン、ブラッシンググルームを代々配合された母系は
底力がありそうで大駆けがあっても驚けません。
名牝ウィジャボードで世界を席巻したエド・ダンロップ調教師が、
早くからドバイ参戦を表明していたスノーフェアリーは、
エリザベス女王杯、香港Cの力強さが圧巻だっただけに、
欧、米、日、香港で活躍したウィジャボードの再来と期待されます。
ただ、ちょっと楽をさせたのかかなり太めと伝えられ、
後2カ月の調整次第ということになりそうです。
このヨーロッパ3騎が上位人気を占めているのですが、
アメリカからはジオポンティが参戦の構えを見せています。
2年連続でエクリプス賞の芝チャンピオンに輝き、
オールウェザーも一昨年のサンタアニタのBCクラシックで
ゼニヤッタの2着するなど適性は十分だと考えられます。
昨年のBCターフの勝ち馬デンジャラスミッジはイギリス調教馬。
父ライオンハートはストームキャットの孫で
母系も代々アメリカ血統で固められています。
なにしろBCターフがG1初挑戦とあって、
突然の才能開花なのかフロックだったのかよく分かりません。
きょうも来てくださってありがとうございます。
人気を独り占めするような超一流馬はいないけれども、
ライバルたちはなかなか粒ぞろいの印象ですね。
それでは地元UAEはどう迎え撃つのか?
明日はそのあたりを探ってみたいと思います。