2011年01月31日
こんにちは。
ゼニヤッタ話で勝手に盛り上がっています。
昨日はなぜバーナーディ二かを独断と偏見で考えましたが、
オーナーのジェリー・モス夫妻を揺り動かした理由のひつとは
昨年のキーンランド・セプテンバーセールにあったと思います。
ゼニヤッタの1歳上の姉にサンダーガルチ産駒のバランスがいます。
サンタアニタオークスなどG1を3勝している一流馬です。
07年シーズンいっぱいで繁殖に上がった彼女は
A.P.インディとの間に牡駒を産み落とします。
昨年のキーンランド・セプテンバーセール初日に
420万ドル (約3億5000万円) のトッププライスをつけた馬です。
ゼニヤッタの半姉の仔というセールスポイントも効いたでしょうが、
A.P.インディとの相性も良く馬体も抜群だったのでしょう。
でも、A.P.インディならゼニヤッタの繋養先のレーンズエンドFで
今年も元気に種牡馬生活を送っています。
なぜ、A.P.ではなかったのでしょうか?
今年で22歳という高齢であることも理由のひとつでしょう。
種付け料も昨年の25万ドルから15万ドルへと大幅下落しています。
バランスの仔のような素晴らしい産駒を出していても、
全体のポテンシャルは下がってきたと見られているのでしょうか。
ゼニヤッタにバーナーディ二を配合すると、
ミスタープロスペクター5×4のクロスが生まれます。
これまでミスプロクロスの成功例は案外に少ないのですが、
さまざまなタイプに分枝したミスプロ系だけに、
そろそろチャレンジしてみようということでしょうか。
そういえば、シーザスターズとザルカヴァの凱旋門賞ベビーが
生まれるとミスプロ4×4のクロスを持つことになります。
これまでのミスプロクロスはスピードだけが強調されて
ちょっと非力なタイプに出ることも多かったようです。
でもザルカヴァやゼニヤッタなど歴史的名牝が
常識を覆すような新しい潮流を生み出してくれるのだと思います。
きょうも来てくださってありがとうございます。
今週は京都できさらぎ賞、クラシックの足音が聞こえてきます。