2011年02月02日
こんにちは。
アメリカの競馬の殿堂入りを果たしている名調教師、
エリオット・バーチさんが亡くなったそうです。
1923年生まれといいますから88歳ですか。
立派な業績を残されて、大往生というところです。
バーチ調教師は3頭の年度代表馬を育てています。
ソードダンサーはベルモントSに勝ちダマスカスの父となり、
今もアメリカ血統に大きな影響を及ぼしています。
アーツアンドレターズは3冠目前のマジェスティックプリンスを
ベルモントSで打ち倒して敵役っぽい存在でした。
フォートマーシーは75戦21勝と無類のタフネスでした。
こうした個性的な馬を輩出したことも凄いのですが、
驚かされるのはバーチ家からは祖父・子・孫と3代にわたって、
殿堂入り調教師を出していることです。
技術や思想が受け継がれていく様は、もう文化の領域ですね。
日本でも尾形藤吉調教師、息子の盛次さん、孫の充弘さん、
3代続けてトレーナーというご一家もあります。
祖父の藤吉さんはJRA1670勝という不滅の金字塔を打ち立てました。
盛次さんはメジロティターンの天皇賞で
メジロアサマ、ティターン、マックイーンの3代制覇を
見事にリレーしてくれました。
現役調教師の充弘さんはグラスワンダーが印象に残ります。
きっとアイルランドやイギリスには5代も6代も続く
競馬一家なんてのが普通にあったりするんでしょうね。
今度ヒマなときにでも調べてみます。
きょうも来てくださってありがとうございます。
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