2011年02月07日
こんにちは。
昨日のきさらぎ賞、ディープインパクト産駒トーセンラーが
デムーロ騎手に導かれて鮮やかに抜け出してみせました。
ディープ産駒の活躍で見直されているのがリファールの血です。
ご存じのようにディープインパクトの母ウインドインハーヘアは
その母バークレアとアルザオの間に生まれていますが、
アルザオの父にリファールの名前が出てきます。
ディープから3代目、ディープ産駒からは4代目にあたります。
日本へのリファール血脈の導入は、
1980年代にシンボリの和田共弘さん、メジロの北野豊吉さんが
現役時代から共同所有して引退後に輸入したモガミが先駆けです。
1990年代には名馬ダンシングブレーヴが幸運にも輸入され、
海外に残したコマンダーインチーフやホワイトマズルも次々と輸入、
内国産のキングヘイローも活躍して血脈を押し広げました。
トーセンラーは母の父リシアスのそのまた母の父がリファールで
リファール4×4のクロスを持つことになります。
この血統構成が彼の競走能力にどんな影響を及ぼしているのか、
それは追い追い考えていくとして、
今週の共同通信杯、有力馬にリファール・クロスを持つ馬が
何頭かクローズアップされています。
サトノオーは母エアトゥーレ、祖母スキーパラダイスと
名牝の血が重ねられていますが、祖母がリファールの直仔で
リファール4×3、いわゆる “奇跡の血量” の持ち主になります。
ディープサウンドも祖母の父にリファールの名前が見えます。
こちらも4×3のクロスの持ち主ということになります。
父ディープインパクトに初重賞をもたらしたダノンバラードは
リファールクロスこそありませんがヘイロー3×3と
先輩ダノンシャンティと同じきついクロスを持っています。
ディープインパクトの類いまれな能力を引き出す配合とは?
興味尽きないテーマですね。じっくり考えてみたいと思います。
きょうも来てくださってありがとうございます。
今週もお付き合いくださるようお願いいたします。