2011年02月22日
こんにちは。
先週の土曜日、オーストラリアのフレミントン競馬場で
ライトニングS (G1・直線1000m) が行われました。
今年のグローバルスプリントチャレンジの開幕戦です。
勝ったのはこれでデビュー9連勝となったブラックキャビア。
向こうのメディアによると馬なりに近い楽勝だったようで、
またまた人気が沸騰しているようです。
オーストラリアはスターホースのソーユーシンクが
クールモアに売却され次代スター待望の雰囲気があったのですが、
これで今シーズンのスターは彼女で決まりですね。
デビュー9連勝というのはオーストラリアのタイ記録らしいです。
これだけ歴史があって競馬が盛んな国ですから、
もっと凄い記録がありそうに思っていたのですが、
サンラインという現役時代に殿堂入りした歴史的名牝ですら
8連勝で記録がストップしています。
ブラックキャビアへの期待の熱さが分かります。
さて、今年のグローバルスプリントチャレンジは
第2戦に日本の高松宮記念が組まれています。
果たしてブラックキャビアはやって来るのか?
国民的アイドルがヨーロッパに買われてしまった
《ソーユーシンク事件》 もあってオーストラリアの人々の
海外嫌いは頂点に達しているようです。
ブラックキャビアのピーター・ムーディー調教師もその急先鋒で、
『世界なんてくそくらえだ。
向こうから来ないのに、何でこっちから行かないといけないんだい?
彼女は牝馬だし、こっちにもいいレースは腐るほどある。
オーストラリアは一頭の偉大なチャンピオンを失ったばかりだし、
無敗の内は国内に留まって観客を集めるよ』
と海外遠征はまったく眼中にないようです。
まぁ、オーストラリアのスプリント勢の能力は非常に高く、
例年、ロイヤルアスコットなんかでも大活躍しています。
『そっちから来い!』 という気持ちも分からないではありません。
でも、南十字星級のスーパーヒロインの超特急ぶりを
日本のファンにも見せてほしかった、そんな思いも強いです。
きょうも来てくださってありがとうございます。
ヨーロッパはもう少し先になるのですが、
日本も海の向こうも競馬シーズン到来ムードでいっぱいです。
存分に楽しめるといいですね。