2011年02月23日
こんにちは。
昨日、デビューから無敗の9連勝とスター街道を突っ走る
オーストラリアの快速娘ブラックキャビアの話題をお届けしました。
スターホースの先輩ソーユーシンクがクールモアに買われ、
海外流出した経緯もありピーター・ムーディー調教師は
『海外なんてクソくらえ!』 と国内専念を宣言しています。
ところが思わぬところから “ちょっと待った” コールが。
シンガポールのロケットマンのパトリック・ショウ調教師です。
1000mのライトニングSでゴール前は流す余裕さえ見せた
ブラックキャビアのパフォーマンスに感動したというショウ調教師、
『彼女はトップクラスの牝馬だが、うちもトップクラスのセン馬だ。
もし私が ロケットマンをシンガポールに留めておいたら、
彼は世界でベストの馬だということになったかもしれないね。
彼女がオーストラリア以外でレースをしていないのに、
ベストであると言うのは大げさだと思う』
“井の中の蛙、大海を知らず” と言わんばかりに
負けん気を隠さずオーストラリア遠征を示唆しています。
ロケットマンはシンガポールを拠点に16戦12勝2着4回、
ドバイでも香港でも一流馬相手に戦ってきました。
昨年は日本のスプリンターズS参戦に強い意欲を示していましたが、
体調が整わず直前で回避した経緯があります。
国際志向の旺盛なオーナーとトレーナーに恵まれました。
今シーズンはドバイゴールデンシャヒーン (昨年2着) に挑み、
秋の大目標はスプリンターズSということらしいです。
なら、いっそこのレースを海外馬は賞金が倍付けになる
ジャパンオータムインターナショナルの対象に含めて、
ロケットマン、ブラックキャビアはもちろん、
香港のセイクリッドキングダム、JJザジェットプレーンにも
来てもらったらどうでしょう。
彼らのレベルが世界スプリント界のレベルであるのは間違いなく、
見たこともないような素晴らしいレースを見られますよ。
JRAさん、ぜひお願いします。
きょうも来てくださってありがとうございます。
さて、今週は高松宮記念トライアルの阪急杯、
そろそろ日本にもスプリントの星が現れてほしいものです。
本日更新しました 『馬名ミュージアム』 もお楽しみください。