2009年05月30日
こんにちは。
ダービーの発走まで。あと1日ですね。
空模様がはっきりしないのが残念です。
最近の重馬場のダービーというと
2003年のネオユニヴァースまで遡ります。
奇しくもネオユニ産駒のダービーデビュー、
どんな展開になるのでしょうか。
俺やアルは大きな流れの中のほんの小さなひとつ。
だけどそのひとつが集まって全てが存在する。
この世は創造もつかない大きな流れに従って流れている。
『鋼の錬金術師』というアニメに登場する言葉です。
ダービーを一口にいえば、そんなことのようにも思えます。
さて、ことしの春のクラシックですが、
この欄でも何度かお伝えしているように、
クラブ所属馬の活躍が話題の的でした。
桜花賞、皐月賞、オークスの3レースで
馬券の対象となる3着までに入線した
延べ9頭のうち8頭までもがクラブ所属馬でした。
サンデーレーシング、社台RH、キャロットファームなどの
いわゆる“社台系”大手クラブの活躍が目立つ中で、
桜花賞、オークスで2着したレッドディザィアを擁する
東京サラブレッドクラブの健闘も素晴らしいものでした。
NHKマイルCで2着のレッドスパーダも含めて
3歳G1の連対率は100%になります。
こうしたクラブは19社あるそうですが、
いろいろなクラブが、それぞれ個性的なラインナップで
みんなを楽しませてくれるといいと思います。
なにしろ馬主の数だけでいえば、
個人馬主の40倍から数百倍の人々が
喜びを分かち合うことができます。
これはこれで素晴らしい仕組みだと思います。
“大きな流れ”はここにあるのかもしれません。
さてダービー、ことしは7頭のクラブ所属馬が出走します。
“社台系”クラブ一色というのは少し味気ない気もしますが、
彼らは彼らで仲間同士の厳しい競争に打ち勝って
ここまで来ているわけです。
全力を出し切ってほしいなと思います。
合田直弘さんの『海の向こうの競馬、そしてホースマン2』と
『馬券術どおりに買ったらこうなった』を更新しました。
『競馬新聞の◎をチェック!』は夕刻ごろの更新となります。
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