2011年03月09日
こんにちは。
今週は阪神でフィリーズレビュー、中山でアネモネSと
桜花賞への最終関門・トライアルが行われます。
フィリーズレビューは先週のチューリップ賞同様に3着まで、
アネモネSは2着までが本番への優先出走権を獲得できます。
チューリップ賞がブエナビスタ、アパパネと2年連続で
桜花賞馬を出しているのに対し、こちらはちょっと不振気味です。
今年のレーヴディソールが勝てば3年連続ということになります。
本番と同コース、同距離のチューリップ賞から1週間遅く、
距離も1ハロン短くなるのが微妙に影響しているのでしょうか。
フィリーズレビュー史上の最強馬は、と考えてみると、
75年のテスコガビーか、86年のメジロラモーヌか、
そういう比較で納得される方は多いと思います。
毎年のように本番勝ち馬を輩出して、
フィリーズレビューが最高に輝いていた頃のお話です。
桜花賞を大差、オークスを8馬身差でともに圧勝した
青毛の弾丸・テスコガビーの強さは飛び抜けたものでした。
メジロラモーヌはガビーにもできなかった快挙に挑みました。
フィリーズレビュー、桜花賞、フローラS、オークスと
全トライアル、全クラシック本番の完全制覇です。
世代差もあるので簡単には判断できませんが、
これは相当に凄いことです。
おまけにラモーヌはローズS、エリザベス女王杯まで勝ち、
史上初の牝馬三冠にトライアル完全制覇までやってのけたのです。
(当時は秋華賞はまだなくエリザベスが3歳牝馬レースでした)
近代競馬はどんどんスピードアップしてレベルも上がり
馬への負担も大きくなっているのでしょうが、
平気な顔でトライアル、本番をぶっこ抜くタフさには
ただただ畏敬の念を禁じ得ません。
きょうも来てくださってありがとうございます。
今年のフィリーズレビュー、アネモネSから、
そんなスーパーヒロインが現われないものでしょうか。
『馬名ミュージアム』 を更新しました。
こちらもお楽しみください!