2011年03月14日
こんにちは。
日を追うに連れ被害の深刻さが浮き彫りになってきます。
被災された皆様には改めてお見舞い申し上げます。
競馬どころじゃない、世の中の本音だろうと思います。
JRAは今日14日、開催に関する協議を行うそうですが、
くれぐれも世の中の人々の気持ちを大事にしてほしいです。
1995年の阪神大震災の折りには1週間だけ休んだのですが、
代替競馬そのものは約半年後に開催されています。
《地震復興支援競走》 というサブタイトルがつき、
売上の一部が義援金として寄付されました。
その 《地震復興支援競走》 のメインが宝塚記念でした。
阪神は競馬ができる状態ではなく京都で行われています。
豪華なメンバーが集まりました。
前走で春の天皇賞2度目の戴冠をしたライスシャワー、
その秋に天皇賞を勝つことになるサクラチトセオー、
未完の大器エアダブリン、タイキブリザード、
この年から地方馬の参戦が認められ、
笠松から安藤勝己騎手のトミシノボルンガ、
好調馬が多く、その時点でのオールスターといった趣きです。
出走馬の質を揃えるためにJRAの関係者が
一生懸命に努力したことが伝わってくる出馬表でした。
それ以上に馬たちも頑張りました。
アメリカ無敗の三冠馬シアトルスルー産駒の良血、
ダンツシアトルがレコードで勝つのですが、
G1競走らしく緩みのない力の限りを尽くした立派なレースでした。
ライスシャワーが予後不良になったり、
ダンツシアトルも屈腱炎を発症して最後のレースになったり、
悲しい思い出も詰まった複雑な気分でしたが、
《復興支援》 という関係者の思いの深さが感動を呼びました。
きょうも来てくださってありがとうございます。
競馬再開は慎重の上にも慎重に、
誰もが納得するような形で行ってほしいものです。