2011年05月20日
こんにちは。
今週末はオークスで盛り上がる日本の競馬ですが、
海の向こうでも相当に熱いことになっているようです。
まず土曜日ですが、
アメリカは三冠の第2関門プリークネスSが行われます。
ケンタッキーダービーの覇者でたった1頭だけ三冠資格を持つ
アニマルキングダムに期待が集まるのは当然でしょうが、
1番人気のダービーで展開不向きな上、直線で前が壁になり
脚を余して負けた感じのダイアルドインも巻き返すでしょう。
馬名に3つのMを含むムーチョマチョマンはその縁で
世界的企業3M社からスポンサードを受け話題になっています。
ダービーは3着と3づくしで終わってしまいましたが、
今度はどうなんでしょうか。
ダービー2着のネーロはここはパスしてベルモントSへ直行。
三冠の野望は断たれたわけですから、
そういう選択があってもいいのでしょう。
なんだか混戦模様の米クラシック戦線です。
アイルランドでは愛2000ギニーがスタートします。
こちらも昨年の2歳G1を制した有力馬が回避して混戦模様です。
フェニックスSのゾファニー、ナショナルSのパスフォーク、
英ミドルパークSのドリームアヘッドと軒並み出てきません。
押し出されるように人気になっているのがドバウィゴールド。
英2000ギニーで怪物フランケルの2着に入った馬ですが、
このレースの評価がとても微妙で難しそうです。
フランケルがスピードにまかせて一気呵成に逃げ切ったのですが、
他の有力馬がそれを追いかけて自滅したからです。
今回も出走するロデリックオコンナーもその1頭でした。
《ついて行けないんだから、追いつくなんてできるわけがない》
とライアン・ムーア騎手が当時を振り返ります。
ムーア騎手とロデリックオコンナーは11着に沈みましたが、
今度はあんなことにはならないだろうと見る人も多いようです。
ちなみに父ガリレオ、母の父デインヒルの配合はフランケルと同じ、
名門エイダン・オブライエン厩舎の期待馬ですね。
3戦未勝利ながらアガ・カーン殿下の良血馬ということで
ザバラジャドも少し人気を集めているようです。
ちょっと注目してみましょうか。
きょうも来てくださってありがとうございます。
いずれにしろ今後のヨーロッパのマイル戦線は、
怪物フランケルを中心に回っていくのは確実なようです。
スーパースターの動向から目が離せませんね。