2011年05月21日
こんにちは。
海外の競馬が盛り上がっているというお話をしています。
今日土曜日は、アメリカのピムリコ競馬場でプリークネスS、
アイルランドのカラ競馬場では愛2000ギニーが行われます。
それからイギリスのヘイドック競馬場はG3なんですが、
テンプルSにウーヴェルドーズ出走で注目が高まっています。
ウーヴェルドーズはイギリス生まれのハンガリー調教馬ですが、
ここまで16戦15勝の快速スプリンターとして人気があります。
ハンガリー競馬というと1870年代に54戦54勝の記録を残した
伝説の名馬キンツェムくらいしか知らないのですが、
1世紀以上もたって、また強い馬が出てきたことになります。
キンツェムの偉大なところは閉じられた国内で戦ったのではなく、
ドイツへ出かけてバーデン大賞を3連覇、
イギリスではグッドウッドC、フランスでドーヴィル大賞典と
競馬先進国の当時の一流レースを勝っていることです。
ウーヴェルドーズはその歴史的名馬を顕彰した
キンツェムパーク競馬場で16馬身差のデビューを飾りました。
その後もドイツ、イタリアなどを転戦しながら15勝を積み上げ、
遂に生まれ故郷であるイギリス上陸の宿願を果たします。
5ハロン戦のここを使ったあとは、
ロイヤルアスコット初日のキングズスタンドSだそうです。
ロイヤルアスコットといえばクイーンアンSに登録している
女帝ゴルディコヴァが今週日曜のイスパーン賞から始動します。
G1を4連勝中のカンフォードクリフスとの直接対決になりますね。
人気沸騰中の怪物フランケルもグランプリボスとともに
セントジュームズパレスSに向かう予定です。
今年のロイヤルアスコットは例年以上に盛り上がりそうです。
きょうも来てくださってありがとうございます。
明日は日曜に行われるイスパーン賞、愛1000ギニー、
シンガポールのクリスフライヤー国際スプリントなど
国際G1レースをのぞき見してみたいと思います。