2011年05月22日
こんにちは。
昨日もちょっとお話したフランスのイスパーン賞には、
G1通算13勝の歴史的名牝ゴルディコヴァが登場します。
昨年の同じレースでゴルディコヴァの2着だったバイワードとか、
マイルG1は常連のディックターピンなどそれなりの相手はいますが、
とても歯が立たないだろうという見方がもっぱらなようです。
さて、シンガポールのクリスフライヤー国際スプリントですが、
地元の星ロケットマンと香港の英雄セイクリッドキングダム、
両雄の一騎打ちとなりそうな顔ぶれですね。
ロケットマンのパトリック・ショー調教師は
13連勝中のブラックキャビア陣営を盛んに挑発しているのですが、
彼女を管理するピーター・ムーディー調教師は頑として
オーストラリア国内から出ようとしません。
“ソーユーシンク事件” が尾を引いているのだと噂されています。
昨年、オーストラリアで絶大な人気を誇っていたソーユーシンクが
アイルランドのクールモアに売却される “事件” がありました。
オーストラリアの人たちは “強奪” されたように感じたようです。
それなら海外遠征なんかしてやるものか、とヘソを曲げて、
ワールドサラブレッドランキング1位のブラックキャビアを
国内に閉じ込めてしまったというわけです。
もっともムーディー調教師は暮れの香港スプリントを
彼女のレースキャリアの選択肢の一つに上げていますから、
スプリント世界頂上決戦が香港で実現するかもしれません。
ところで、“事件の主役” ソーユーシンクが今週の
アイルランドG1のタタソールズゴールドCに登場します。
凱旋門賞をめざしての転籍ですから、ここは負けられませんね。
同じカラ競馬場で同じに日に行われる愛1000ギニーは、
ソーユーシンクと同じエイダン・オブライエン厩舎のガリレオ産駒、
トゥゲザーとミスティフォーミーの同厩対決になるのでしょうか。
今季のガリレオは英2000ギニーのフランケル、
仏1000ギニーのゴールデンライラックとクラシックで絶好調、
中長距離ばかりかマイルにも対応できる幅広さを見せています。
そのトゥゲザーは英1000ギニー2着で株を上げました。
逆にミスティフォーミーは同レースを大敗してしまいました。
ただ休み明けは走らないタイプとも思われるフシがあり、
2歳G1を2勝した実績から逆襲があっても不思議ではないでしょう。
きょうも来てくださってありがとうございます。
来週はいよいよダービーですね。
1年でいちばんワクワクする1週間です。
お付き合いいただきますよう
よろしくお願いいたします。