2011年05月24日
こんにちは。
昨日もちょっとお話ししましたが、
ヨーロッパに吹くガリレオ旋風が凄いことになっています。
衝撃は4月30日の英2000ギニーにはじまります。
ご承知のように怪物フランケルが世界を震撼させる勝利を収めます。
そして一昨日の愛1000ギニーでミスティフォーミーが勝ち、
英仏愛、ヨーロッパのギニー (1600m) シリーズが幕を閉じました。
フランケル、ミスティフォーミー、ともにガリレオ産駒です。
のみならず、仏1000ギニーのゴールデンライラック、
愛2000ギニーのロデリックオコンナーもガリレオの血でした。
特徴的なのはフランケル、ロデリックオコンナー、
ゴールデンライラックの3頭の母父がデインヒルということで、
ノーザンダンサー3×4のクロスを持つことになります。
ミスティフォーミーは母父がストームバードですが、
ノーザンダンサー3×4のクロスは同様となっています。
いまどきノーザンダンサーのクロスは珍しくもないのですが、
ガリレオという偉大な種牡馬だからこそ引き出せた
血の不思議ということなのでしょうか。
ガリレオは2003年産の初年度産駒からここまで、
6世代すべてで40以上のG1勝利を飾っています。
変わり種では南アフリカのイググという牝馬が
ぶっちぎりの強さで同地史上初の牝馬三冠を達成しています。
オーストラリアへのシャトル時代の産駒ですね。
ガリレオの覇業は世界中に広がっているようです。
日本だけちょっと取り残された気がしないでもありませんが、
今年の2歳にタタソールズで購買した産駒が藤沢和雄厩舎にいます。
レッドシャンクスという馬名で東京サラブレッドクラブの所属馬、
お約束のノーザンダンサー3×5×5の3本クロスを持っています。
ご興味のある方はこちらのホームページでどうぞ。
きょうも来てくださってありがとうございます。
世界の名血が日本でもそろそろ爆発しないものでしょうか。