2011年05月26日
こんにちは。
今年で71回を数えた皐月賞が中山で行われるようになったのは、
戦後も間もなく1949年の第9回からのことです。
その後、馬場改修やインフルエンザの影響などで6回、
今年は震災の余波という思いがけない出来事で
7回目の “東京皐月賞” ということになりました。
こんな格言があるのかどうか知りませんが、
《東京皐月賞の年には名馬が出る》 傾向があるようです。
63年の二冠馬メイズイ、その翌年の三冠馬シンザン、
無敗の皐月賞馬キタノカチドキ、トウショウボーイ、
時代を彩った名馬たちが東京皐月賞を勝っています。
名馬がコースを経験したうえでダービーに臨むのだから、
結果も人気どおりに順当に収まるかといえば、
そうならないことが多いのも競馬の難しいところです。
ちなみに東京皐月賞の勝ち馬のダービー成績は、
最初の東京移設となった56年のヘキラクが3着、
63年メイズイ1着、64年シンザン1着、
74年キタノカチドキ3着、76年トウショウボーイ2着、
一番最近の88年ヤエノムテキが4着となっています。
逆にダービー馬の皐月賞成績を眺めてみると、
メイズイ、シンザンは当然のように1着なのですが、
ヘキラクの年のハクチカラは12着からの大逆襲、
キタノカチドキを破ったコーネルランサーは2着から、
トウショウボーイ打倒のクライムカイザーは5着から、
ヤエノムテキの年のサクラチヨノオーは皐月賞3着でした。
東京コースを経験した皐月賞馬は大凡走することはないが、
皐月で凡走してもダービーでの大駆けは、ままあるようです。
きょうも来てくださってありがとうございます。
《勝ったときは強く見える》 という競馬格言もあります。
今年のオルフェーブル、名馬の仲間入りができるのでしょうか。