2011年05月28日
こんにちは。
ダービーデーが明日に迫りました。
お天気はどうなんでしょうか。気が気ではありません。
道悪馬場のダービーといえば一昨年がそうでした。
ちょっとプレイバックしてみましょうか。
先手を取ったのはNHKマイルCを逃げ切ったジョーカプチーノ、
二番手に武豊騎手のリーチザクラウンがつける展開です。
ペースは決して遅くはありません。
1000mの通過が59秒9と馬場を考えればハイペースでした。
これではゴールにたどり着けるかも分かりません。
1200mを過ぎたあたりから急速にペースは落ちて、
13秒2、13秒8、14秒7と歴史に残る消耗戦がはじまります。
全馬が息も絶え絶えあえぎながら走っている状態です。
上がり3ハロンも13秒2、12秒9、13秒6の39秒7とかかりました。
前半1200mが1分12秒3に対し後半は1分21秒4、
そのギャップは実に9秒1という大変な持久力勝負です。
抜け出したのは1枠1番のロジユニヴァースでした。
内も外もない馬場コンディションの中で横山典弘騎手は、
好枠を利して3番手でじっと馬を我慢させ、
直線でスパートすると一瞬で抜き去り4馬身差のゴールでした。
2着にはリーチザクラウンが、3着アントニオバローズが
いずれも好位から流れ込んだ形で決着しています。
後方待機勢では唯一ナカヤマフェスタが最速上がり39秒0で
ぬかるむ芝を蹴り上げて追い込み4着に入線しています。
後の凱旋門賞2着馬のパワーの片鱗を見せた一番でした。
今回はこれほど悪い馬場にはならないでしょうが、
少しでもいい状態で走らせてあげたいものです。
各陣営はテルテル坊主にでもお祈りしたい気持ちでしょうね。
きょうも来てくださってありがとうございます。
一昨年のような持久力勝負の消耗戦になると、
先行勢有利の展開になるのでしょうが、
今回はジョーカプチーノのようなペースメーカーがいません。
競馬の神様はどんなレースを演出しようとしているのでしょうか。