2011年05月31日
こんにちは。
先日、ワールドサラブレッドランキングが発表されました。
今回は昨年12月1日から5月23日までのレースをレイティング、
それに基づく上位50頭 (実際には53頭) 世界ランキングになります。
当然この期間は欧米はオフシーズンとなりますから、
古馬一流どころのほとんどは休養中で対象外になってしまいます。
1位は南半球のスプリント女王、13戦全勝のブラックキャビアと
2000ギニーを圧勝したフランケルが130ポンドで並んでいます。
とにかく2頭のレースぶりは桁違いのインパクトがあります。
ブラックキャビアは瞬時に草木を薙 (な) ぎ倒すように駆け、
フランケルは風を切り裂くように翔けています。
今週の安田記念にちなんでマイル陣をピックアップしていくと、
全体4位にキャンフォードクリフス、5位にディクターピンなど
欧州勢が目立ちますが香港勢も頑張っていて、
安田記念参戦のビューティーフラッシュは118ポンドで37位です。
日本勢は中距離部門でヴィクトワールピサが122ポンドで7位、
トランセンド、トゥザグローリー、ペルーサ、ルーラーシップと
5頭がランクインして存在感を示していますが、
マイラー、スプリンターの姿はありません。
JRAの補足レイティングでエーシンフォワードが115ポンド、
アパパネとグランプリボスが114ポンドの評価になっています。
ビューティーフラッシュとちょっと差がある?
あくまで特定のレースでのパフォーマンス評価なので、
いつもレイティングどおりに決着するわけではありませんが、
日本マイラーの国際的評価の目安にはなります。
かなり厳しい現状と言わざるを得ませんね。
きょうも来てくださってありがとうございます。
明日も引き続き日本マイル戦戦の現状を
さまざまな角度から検証してみたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。