2011年06月08日
こんにちは。
地方競馬のダービーウィーク、熱戦が続いています。
興味深いのは思いがけない馬に再会できることです。
ちょっとした同窓会気分が味わえたりします。
昨日は九州ダービーで皐月賞馬ノーリーズン産駒の
コスモノーズアートが勝ったことをお伝えしましたが、
明日の兵庫ダービーにはスパイキュールの仔が出走します。
ホクセツサンデーという馬で、ここまで5-3-1-1の成績です。
重賞菊水賞の勝ち鞍もあり実力上位の評価をされているようです。
ただ今回は “園田のフランケル” というと言い過ぎでしょうが、
6戦6勝と土つかずのオオエライジンが待ち構えています。
果たして一騎打ちになるのでしょうか。
さて、スパイキュールですが現役時代は藤沢和雄厩舎に所属し、
10戦7勝、ただしダートに限れば7戦7勝と負けを知らないまま、
脚部不安で引退を余儀なくされた “幻の砂王” でした。
引退レースとなったのはオープン初挑戦のベテルギウスSでしたが、
中団から岡部幸雄騎手が追うところなく伸びて5馬身差、
底の知れない強さを見せつけてくれました。
無事であったらと惜しまれてなりません。
父がサンデーサイレンス、ホクセツサンデーの名の由来でしょうね。
半兄に芝ダート兼用の活躍馬ビッグショウリなどがいます。
カンパニーは甥にあたり、なかなか活力のある母系と言えそうです。
ただサンデーサイレンス系の種牡馬は多士済々ですから、
スタリオン界で生き残るのは並大抵ではありません。
ホクセツサンデーをはじめ産駒が全国区の快走を続けて
“幻の砂王” の存在感を示してほしいものですね。
きょうも来てくださってありがとうございます。
『馬名ミュージアム』 を更新しました。
はっきりしないお天気が続きますが、どうぞご自愛ください。