2011年06月20日
こんにちは。
先週5日間にわたって繰り広げられらたロイヤルアスコットですが、
素晴らしい夢のようなレースの数々を堪能させてもらいました。
実に濃密で、アッという間の5日間でした。
レーシングポスト誌がアンケートを行っています。
《ロイヤルアスコットでもっとも感銘を受けたG1勝ち馬は?》
というもので簡単に順位をご紹介すると、
1位はクイーンアンSのキャンフォードクリフス、
2位がアスコットゴールドCのフェイムアンドグローリー、
3位にプリンスオブウェールズSのリワイルディングが付けて、
怪物フランケルは意外な低評価で4位に甘んじています。
ゴルディコヴァとの死闘を制したキャンフォードクリフスは
全体の3分の1とかなりの支持を集めました。
ゴルディコヴァが数十年に1頭の名牝だとすれば、
彼は十年に1頭の名マイラーといって過言ではないでしょう。
この2頭が300m以上を叩き合った開幕緒戦クイーンアンSは、
競馬史に残る歴史的名勝負だったと思います。
それを映像を通してですが見られた私たちは幸せ者ですね。
2位はソーユーシンクを倒したリワイルディングと思ったのですが、
意外にもゴールドCのフェイムアンドグローリーでした。
レース自体の人気の高さも影響しているのでしょうね。
ご当地でいちばん人気のあるレースは障害のグランドナショナルで
次がダービーでもなければキングジョージでもなくて、
アスコットゴールドCだと言われています。
このレースに勝つとヒーローとなり人気沸騰するのですが、
フェイムアンドグローリーの泣かせる物語も人気を後押ししました。
かつてのダービー1番人気馬(2着、勝ち馬シーザスターズ)が、
裏街道を歩みながら遂に表舞台に躍り出た人情話チックな
フェイムアンドグローリーの復活がファンの心に響いたのでしょう。
庶民がこういう話を好きなのは洋の東西を問わないものですね。
きょうも来てくださってありがごうございます。
明日は3位リワイルディング、4位フランケルなどの話題を中心に
《感銘を受けた馬》 の物語をお届けしていきます。
どうぞよろしくお願いします。