2011年06月29日
こんにちは。
今週から月が替わって7月開催ということになります。
いよいよ本格的なサマー競馬がはじまります。
サマーシリーズの目玉は今週の函館スプリントSを起点に
9月阪神のセントウルSまで5戦にわたって戦われる
サマースプリントシリーズでしょうか。
中距離馬のためのサマー2000シリーズもありますが、
夏っぽいというか、季節感ではスプリントに華があります。
今年はこのシリーズから大きな飛躍を狙う素質馬が揃いました。
その筆頭格がカレンチャンでしょうか。
1400mの阪神牝馬S (G2) を一発で突破してきましたが、
本来はもう少し短い距離で能力を全開させるタイプで
芝1200mは3-1-1-0とまったく崩れを見せていません。
半兄スプリングソング (父サクラバクシオー) もスプリンターで
京阪杯 (G3・1200m) を好位から抜け出して勝っています。
祖母カズミハルコマは1989年1月5日の京都最終レースを勝ち、
“昭和最後のJRA勝ち馬” となったことで有名ですが、
やはり活躍の舞台はスプリントレースでした。
函館から新潟1000mの直線競馬を挟んで、
小倉、札幌、阪神と1200mの電撃戦が続きます。
カレンチャンにとっては願ってもない舞台です。
ターフの上に可憐な花をぜひ咲かせてください。
きょうも来てくださってありがごうございます。
近年はすこぶる手薄だと言われる日本スプリント界、
どんな新星が潜んでいるのか、この続きは明日お届けします。
競馬ライター関口隆哉さんのウンチクに富んだエピソード集、
『馬名ミュージアム』 は毎週水曜の更新です。
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