2011年06月30日
こんにちは。
真夏の電撃戦シリーズ、サマースプリントの新星を探っています。
ヘニーハウンドは3戦2勝、NHKマイルはさすがに息切れしましたが、
軽快なスピードは豊かな天性を思わせ、1200mなら出番でしょうね。
天才一家というと赤塚不二夫さんのバカボンを連想しますが、
ヘニーハウンドの血脈をたどると天才一族の趣きがあります。
父ヘニーヒューズはG1を2勝、2着3回と米6-3-0-1の活躍馬で
その父ヘネシーも早熟の天才型産駒を輩出しています。
代表産駒にはBCジュベナイルを含み4つの2歳G1を勝った
天才スピードランナー・ヨハネスブルグがいます。
ヒューズの母の父はメドウレイクという馬ですが、
彼も大変な天才でデビュー戦を22馬身差で激勝し、
2戦目のG1レースも8馬身以上の差をつけて楽勝しています。
結局、3戦3勝で引退しますが恐るべきスピードの持ち主でした。
産駒にはデビュー9連勝のメドウスターがいます。
ヘニーハウンドの母父クルセダーズスウォードの産駒には
ジャパンCダートにやって来たティンカップチャリスがいます。
日本の砂が合わなかったのか、展開が向かなかったのか、
レースではカネヒキリの13着に惨敗しましたが、
この馬もデビュー8連勝を飾った快速馬でした。
デビュー戦からポンポンと連勝を重ねるのは、
仕上がりの早さとか持ち前のスピードはもちろんですが、
どこか 《天賦の才》 みたいなものがあると思います。
言葉にしてしまえば、レースセンスとか勝利への意欲とか、
そんな月並みなことになってしまうのですが、
持って生まれたものが違うような気がします。
ヘニーハウンドがそうした 《天才一族》 の一員である可能性は、
かなり高いだろうなと勝手に想像しています。
単なる仕上がり早ではないことを証明してください。
きょうも来てくださってありがごうございます。
昨晩の帝王賞、スマートファルコンに脱帽させられました。
《ダートのサイレンススズカ》 と武豊騎手が言っています。
逃げてなおかつ最速上がり、そういうイメージなのでしょうか。
サイレンススズカは毎日王冠でそれを実現して
エルコンドルパサー、グラスワンダーを完封しています。
こういうのも 《天賦の才》 が成せる技なんでしょうね。