2011年07月16日
こんにちは。
新潟名物の直線1000m競馬が “陣取り合戦” というお話をしています。
コースコンディションの良い外枠が有利なのは無論ですが、
スタート直後から全馬がそこをめざして殺到しますから、
うっかりしていると外枠でも行き場をなくしてしまいます。
昨日もちょっとお話した “陣取りの天才” カルストンライトオは、
日本レコードを樹立した02年は8枠スタートの利を生かして、
前半2ハロン21秒8、上がり3ハロン31秒9で2馬身差でした。
04年は5番枠からの発走になってしまいます。
彼と大西直宏騎手は22秒0でロケットスタートを決めると
走路を横切るように外ラチに向かい
難なくベストコースに陣取ることに成功します。
上がりも31秒9でまとめて3馬身差で勝利を飾ります。
コースを横切るなんて無茶なと思われるでしょうが、
それほど後続とは差があったということになります。
今年のアイビスサマーダッシュ、天才馬はいるのでしょうか?
テンのダッシュ力だけでみるとマヤノロシュニ、
彼女は昨年の閃光特別で21秒5の驚速を披露しています。
数字上ではカルストンライトオを上回ったことになります。
4枠8番と内目の枠を引きましたが、陣取りは負けないでしょう。
お隣の枠のセブンシークイーンも22秒台前半で走れます。
大外枠のジェイケイセラヴィは昨年のこのレースで
21秒5で逃げるケイティラブの二番手を追走し、
そのまま2着を死守しています。安定感はこちらでしょうね。
きょうも来てくださってありがごうございます。
アイビスは新潟県を象徴するトキの旧学名に由来しています。
アイビスニッポンと呼ばれていたのでそうです。
今はニッポニアニッポンが世界共通の学名らしいのですが、
空を舞うトキのように華麗にターフを駆けてください。