2011年07月17日
こんにちは。
きょうアイルランドのカラ競馬場で行われる愛オークスですが、
愛仏ダービー馬の激突で盛り上がったパリ大賞と同様に
なかなかのメンバーが顔を揃えて興味深い一戦になりました。
英オークス馬ダンシングレイン、2着馬ワンダーオブワンダーズ、
4着で英1000ギニーを制したブルーバンティング、
5着で愛1000ギニー馬のミスティフォーミーとクラシック戦線の
金メダル、銀メダルが勢ぞろいした形です。
パリ大賞では愛仏ダービー馬がくつわを並べて敗れましたが、
こちらはどんなことになるのでしょうか。
1ヶ月半前にエプソムで行われた英オークスの再戦、
というところに今回のポイントがありそうです。
ちょっとプレイバックしてみましょうか。
エプソムでは人気薄のダンシングレインが気軽に逃げて
直線も脚色が衰えず絵に描いたような逃げ切りを収めました。
名門エイダン・オブライエン厩舎の秘蔵っ子
ワンダーオブワンダーズは4分の3馬身差まで迫って2着に。
ブルーバンティング、ミスティフォーミーは伸び切れず、
勝負に絡めんないまま4着と5着に沈みました。
オークス馬ダンシングレインは母の半兄に英ダービー馬の
ドクターデヴィアスや高松宮杯のシンコウキングを持ち、
甥にスズカフェニックスと日本に縁の深い血統です。
エプソム同様にマイペースで行けるかが鍵でしょうか。
この仔に鈴を付けにいくのがミスティフォーミーかな?
快走と凡走の繰り返しでよく分からないところがある馬です。
気難し屋さんなのでしょうか。
前走・古馬混合G1のプリティポリーSでは気分良く逃げて
強豪ミッデイを6馬身ちぎる独走劇を演じています。
名門エイダン・オブライエン厩舎のガリレオ産駒ですが、
G1を4勝もしているのに人気にならない不思議ちゃんです。
オブライエン厩舎のエースはワンダーオブワンダーズでしょうか。
キングマンボと母父サドラーズウェルズの黄金配合の持ち主ですね。
ミスティが流れをつくり、ワンダーが差す作戦なのかも?
ゴドルフィンのブルーバンティングは英1000ギニーの勝ち馬で
オークスも4着にまとめ距離へのメドも立った感じです。
今のところワンダーが人気を集めているようですが、
この4頭はほとんど差がないような気がしています。
きょうも来てくださってありがごうございます。
アイルランド・カラ競馬場が3歳牝馬の赤い戦いなら、
ドイツ・ハンブルグでは、なでしこジャパンが決勝に臨みます。
今夜は眠れそうにもありませんね。