2011年07月23日
こんにちは。
初夏の大一番キングジョージ&クイーンエリザベスSが
いよいよ今日スタートします。
5頭立てと小頭数ですが、中身の濃さは確かなものです。
凱旋門賞馬にして英ダービー馬の王者ワークフォース、
復活したオブライエン厩舎の秘密兵器セントニコラスアビー、
目覚めた超良血馬リワイルディング、
今年は4歳馬が現役を続行していて充実した顔ぶれになりました。
これら古馬陣にチャレンジする3歳馬ナサニエルは
ここがG1初挑戦となる新進気鋭の上がり馬ですね。
日本馬が大挙出走する凱旋門賞の行方を占う一番となります。
トレーナーやジョッキー、人の駆け引きも見ものです。
ゴドルフィンのセカンド・ステーブルとして躍進著しい
アル・ザローニ厩舎は2頭出しで勝負をかけてきます。
単勝万馬券のデビュッシーがペースメーカーで
デットーリ騎手のリワイルディングが直線で追い上げます。
オブライエン師はセントニコラスアビーの鞍上に
子息のジョセフ・オブライエン騎手を起用してきました。
愛2000ギニーのロデリックオコンナーでG1初制覇した若手で
未来のクールモア軍団のエースの座を狙います。
ナサニエルにはデビュー以来のコンビであるゴスデン厩舎の主戦、
23歳と伸び盛りのウィリアム・ビュイック騎手が今回も跨ります。
ドバイシーマクラシックのダーレミでブエナビスタの追撃を封じた
剛腕の持ち主ですから追い比べになればヒケは取りません。
キングジョージ史上の記録となる6勝目を狙う
サー・マイケル・スタウト調教師には3連覇もかかっています。
鞍上はいうまでもなくライアン・ムーア騎手が務めます。
いまヨーロッパでもっとも乗れていて、
馬主、調教師、そしてファンの支持も絶大なジョッキーですね。
昨年5着に敗れたワークフォースともども雪辱を期しています。
きょうも来てくださってありがとうございます。
キングジョージが終わると週中にはサセックスS、
キャンフォードクリフスVSフランケルの世紀の対決です。
来週もヨーロッパ競馬は熱いですね。