2011年07月31日
こんにちは。
このところヨーロッパを中心にガリレオが大爆発している話題に
何度か触れさせていただいています。
父サドラーズウェルズは今年4月、30歳で亡くなっていますが、
その弔鐘を打ち鳴らすように孫たちが走りまくっています。
“ガリレオ劇場” の幕開けはサドラーズウェルズの死から4日目、
ヨーロッパクラシック開幕戦の英2000ギニーでした。
フランケルが追いかけた相手をバタバタにさせる逃走劇で
6馬身差の圧勝、その後も無敗街道を走り続けています。
フランケルが強いことは2歳時から知れ渡っていたのですが、
他のガリレオを通じたサドラーズウェルズの孫たちは強く、
アイルランドでは1000ギニーをミスティフォーミーが、
2000ギニーをロデリックオコンナーが制し、
ダービーまでトレジャービーチがもぎ取ってしまいました。
フランスでは1000ギニーとオークスの2冠を
ゴールデンライラックが楽勝しました。
英愛仏3カ国で12あるクラシックタイトルのうち6冠を制覇、
全盛期のサンデーサイレンスもここまではなかった?
初年度産駒からG1ホースを出し続けてきたガリレオですが、
今年の爆発的な勢いはサドラーズウェルズが乗り移った?
そうとしか思えない快進撃です。
サドラーズウェルズのもう1頭の代表産駒モンジューも
英ダービー馬プールモアを出して気を吐いています。
モンジューはこれまで7世代を競馬場に送り込んでいますが、
英ダービー馬3頭を輩出、底力の凄さは驚異的と言えるほどです。
仏ダービー馬のリライアブルマンはダラカニ産駒ですが、
母の父にちゃんとサドラーズウェルズが入っていました。
恐るべし!ですね。
きょうも来てくださってありがとうございます。
走りに走っているガリレオ産駒ですが、
今年の立役者たちには面白い血統的な傾向があります。
明日はそのあたりを探ります。どうぞよろしくお願いします。