2011年08月06日
こんにちは。
凱旋門賞に出走予定の日本馬が検疫入厩を行っています。
無事なら来週10日に成田空港を飛び立ちフランスへ向かいます。
ドバイワールドCで世界に名を売ったヴィクトワールピサはじめ、
凱旋門昨年2着のナカヤマフェスタ、天皇賞馬ヒルノダムール、
未知の魅力を秘めたナカヤマナイトという陣容ですね。
参加に意義なんてことではなく、みんな勝ちにいくわけですから、
気になるのは向こうの馬のレベルということになります。
今日から何回かに分けて現時点での海外馬の評判を追ってみます。
どうぞお暇なおりにでもお付き合いください。
向こうではビッグレースになると行われる1年前から
“アンティポスト”と呼ばれる前売りが開始されます。
出走するしないも含めて賭けの対象になるわけですが、
現時点で英ダービー馬のプールモアが1番人気に支持されています。
おおむねどのブックメーカーも3倍程度のオッズですね。
オーストラリアから移籍して名門エイダン・オブラエン厩舎の
エースになったソーユーシンクが4~5倍で続き、
3番手は数頭がひしめき合うといった格好になっています。
昨年の覇者でロンシャン適性が高いとされるワークフォース、
G1初挑戦でキングジョージを制した上がり馬ナサニエル、
昨年3着でも大きな不利があったサラフィナがこのグループです。
ブックメーカーによってはパリ大賞を好時計勝ちしたメアンドレを
このグループの一角に加えているところもあります。
ここまで6頭、日本馬の名前がまったく登場しません。
ヴィクトワールピサの名が見えるのは次のグループですね。
仏ダービーを勝ったリライアブルマン、
そのときの1番人気でアガ・カーン殿下が送り込むバラーン、
ちょっと人気先行気味ですが秘める素質は高いのでしょうね。
ゴールデンライラック、ガリコヴァの仏オークス上位組、
ちなみにガリコヴァはゴルディコヴァの半妹という良血です。
あとエイダン・オブラエン厩舎のセントニコラスアビーがいて、
ヴィクトワールピサはここらと同等に評価されています。
きょうも来てくださってありがとうございます。
ナカヤマフェスタやヒルノダムールは大穴評価ですが、
来月中旬のトライアルレースで実力を見極めよう、
そんなところでしょうか。本番まで2ヶ月を切っています。