2011年08月11日
こんにちは。
昨日、凱旋門賞に挑む日本馬がフランスに向けて旅立ちました。
後戻りの利かない背水の陣が敷かれたわけです。
さて、凱旋門賞の下馬評で日本馬の名前があまり聞かれません。
遠い国からのアウェーで情報が少ないこともあるのでしょう。
向こうの人は愛国者というか身びいきが強い傾向もあります。
それはおいても、なぜ評価が上がらないのでしょうか。
ポイントはドバイワールドCの評価にあるような気がしています。
ドバイワールドCは賞金は間違いなく世界一なのですが、
レースとしてはどうなのか、疑問を抱くハンデキャッパーも多い?
ナドアルシバのダート時代にはインヴァソールやカーリンなど
アメリカの一流馬が参戦、レイティングも高く付けられていました。
ちなみに08年のカーリンの130ポンドはその年の世界No.1でした。
ところがメイダンのオールウェザーに移転して以降は、
グロリアデカンペオンの勝った昨年が120ポンドの低評価、
今年のヴィクトワールピサも122ポンドがやっとでした。
そもそも真の一流馬が集まっていないということでしょうか。
この背景にはアメリカ年度代表馬が3年連続で牝馬が占めるなど、
ダート競馬そのものの低迷が横たわっているのでしょうね。
さて、122ポンドという評価がどの程度のものか見ていくと、
コロネーションCのセントニコラスアビー、
ガネー賞のプラントゥールがこのクラスに評価されています。
日本の宝塚記念のアーネストリーは121ポンドが与えられました。
コロネーションC、ガネー賞と同じで、宝塚記念より少し上、
これがドバイワールドCへの世界のハンデキャッパーの評価です。
うーん、厳しいものですね。
きょうも来てくださってありがとうございます。
行く馬あれば来る馬あり。
今年の英オークスの勝ち馬で先日の独オークスにも勝った
ダインシングレインのウィリアム・ハッガス調教師が
エリザベス女王杯への参戦を表明しました。
藤沢和雄厩舎で走ったシンコウキングの姪にあたります。
日本適性に自信あり、というところでしょうか。