2011年08月15日
こんにちは。
今日、フランスのドーヴィルで行われるジャックルマロワ賞で
とんでもない世紀の大記録が誕生するかもしれません。
もう歴史的名牝の領域に突入したゴルディコヴァが
G1優勝15回目という気の遠くなりそうな金字塔に挑戦します。
20戦19勝と無敵だったゼニヤッタのG1制覇が13回でしたから、
すでに前走でこの記録を塗りかえていることになります。
日本のG1制覇記録はダート路線のヴァーミリアンの9勝です。
ジャパンCダート、フェブラリーSと交流G1を7勝しました。
芝ではシンボリルドルフ、ディープインパクトの三冠馬2頭、
テイエムオペラオー、ウオッカの7勝が最高記録です。
ゴルディコヴァの14勝がいかに凄いかが分かります。
さて、大記録がかかった一番、12頭立てと頭数は揃いました。
ジュドモントの生産馬で4戦4勝のミューチュアルトラストが
“世代交代” の旗頭を期待されているようです。
フランスの名門アンドレ・ファーブル厩舎の管理馬で
主戦はマキシム・ギュイヨン騎手、なんだか勢いを感じます。
クイーンアンSでキャンフォードクリフス、ゴルディコヴァ、
両雄の3着だったシティスケープが3番人気に推され、
善戦マンのディックターピンがそれに続くという構図ですね。
地味めな人気ですが、仏2000ギニー馬のティンホース、
中距離路線から回ってきたプラントゥール、
吉田照哉さんの所有馬サプレザなどけっこう粒ぞろいです。
まぁ、それでも女帝ゴルディコヴァには歯が立たないだろうと、
関心はもっぱら彼女の次走に集まっています。
マイルG1はイギリスのクイーンエリザベス2世S、
フランスのジャックルマロワ賞、アメリカのブリーダーズCマイル、
ここらあたりが世界のトップ3ということでしょうか。
ゴルディコヴァは一昨年にジャックルマロワ賞を勝っており、
ブリーダーズCにいたっては目下3連勝中と前人未到の境地です。
残すはクイーンエリザベス2世Sということになりますが、
8戦8勝のフランケルがここに備えて牙をといでいます。
世紀の怪物VS世紀の女帝、ぜひ直接対決を見たいものですね。
きょうも来てくださってありがとうございます。
さすがに今シーズン限りで繁殖に上がることになるでしょうから、
ゴルディコヴァの一走一走が貴重なものになります。
しっかりと目に焼き付けておきたいと思っています。