2011年09月02日
こんにちは。
明日の札幌新馬戦D1700mにベルモントレーサーが登場します。
ベルモントファームのオーナーブリーダーホースで、
ダートを狙って配合したといって過言ではないでしょう。
父スパイキュールはサンデーサイレンス産駒で藤沢和雄厩舎所属、
クラシックを期待された逸材ですがデビューが3歳7月と遅れ、
函館芝1800mの未勝利戦を2着でデビュー、
続く札幌D1700mを圧勝しますが、芝路線に戻って2連敗、
まだ菊花賞挑戦に未練があったようです。
1年間の休養を挟んで復帰した彼はダート路線まっしぐら、
連戦連勝でオープン特別を5馬身差で圧勝するまで上り詰めます。
さあこれから、というところで競走能力喪失の怪我に見舞われ、
ダート7戦7勝のまま引退を余儀なくされました。
ダートの場合、層が薄いためか連勝馬が出やすい傾向があります。
でもたいていは1戦ごとに着差が縮まっていくものですが、
スパイキュールは相手が強くなるたびに差を広げています。
どこまで走るのか行く末を見届けたかった馬です。
スパイキュールは芝砂兼用でマイラーズCのビッグショウリが半兄、
カンパニー、レニングラード、トーセンジョーダンらが近親にいる
活発な血脈が買われて種牡馬入りしましたが、
兵庫の怪物オオエライジンのライバル・ホクセツサンデー、
笠松のライデンリーダー記念を勝ったコアレスバトラーなど
やはり活躍馬はダートに集中して現れています。
ベルモントレーサーの母父アジュディケーティングは
“砂のサンデーサイレンス” の異名で地方ファンに親しまれました。
2歳、3歳のダート路線は整備されているとは言えませんが、
“砂限定” の志を高く掲げて突き進んでください。
きょうも来てくださってありがとうございます。
台風が各地に大雨を降らせています。
どうぞお気をつけください。