2009年06月18日
こんにちは、J-horsemanです。
きょうは、ちょっと日がたってしまったのですが、
1冊の本をご紹介したいと思います。
毎週、毎週、
“勝った、負けた” といいながら
仕事をしているのが、
時々厭になる。
亡くなられた野平祐二さんの言葉です。
『ニッポン競馬のからくり』(東邦出版)という本に出てきます。
著者の増田知之さんはJRAの職員で
野平さんの娘婿にあたります。
結婚直後から亡くなれるまで13年間も
野平さんの実家でいっしょに暮したそうです。
出版社の都合なのかタイトルは大げさですが、
中味はしごくまじめで誠実に淡々と語られています。
いい本だと思いました。
「競馬は遊びである。だから贅沢である。
競馬は世界の多くの大人たちが巨費を投じ、
何年も何年もかけ、
磨きに磨きかれた馬と大地の遊びである。
そこに勝敗と賭けが加わる。
競馬は大人の贅沢な遊びである。
遊びではあるが、そこにかかわる人々の情念がある。
競馬は、そういうふうにできている」
と増田さんは味わい深い言葉で本書を結んでいます。
お時間があれば、ぜひ目をとおしてみてください。
“目からウロコ” のお話もけっこうつまっていますよ。
きょうの『海の向こうの競馬、そしてホースマン2』、
合田直弘さんが、日本馬が出走する海外レースの
馬券発売を提言してくれます。
ぜひ実現してほしいですよね。
きょうも来てくださってありがとうございます。
あす金曜は週末の馬券コンテンツなどを
更新していく予定です。
どうぞよろしくお願いします。