2009年06月25日
こんにちは。いかがお過ごしですか。
きょう午後には宝塚記念が確定しますね。
それにしても空模様が気になります。
さて、きのうはアグネスタキオンの急逝と
“幻の馬” トキノミノルのお話をしましたが、
彼は最初のうちパーフェクトという馬名で走っていたそうです。
ところが新馬戦の文字どおりパーフェクトな走りを見た
馬主の永田雅一さんが「夢がミノル」かもと・・・・。
“トキノ” は永田さんの知人の文豪・菊池寛さんの冠名です。
故人となった菊池さんの冠名を借りて
「トキノ(菊池寛の)夢がミノル」としたと伝えられています。
菊池さんは文藝春秋社を創設したり、
映画の大映初代社長にも就任したビジネスマンであり、
麻雀や競馬を愛した趣味人としても有名ですね。
今風にいえばエンタテインメントが
服を着て歩いているみたいな人だったようです。
その菊池さんが造語した有名な言葉があります。
無事これ名馬
中国かどこかのことわざだろうって
長い間勝手に思い込んでいましたが、
昭和になってつくられた言葉だったんですね。
今回の宝塚記念は話題にこと欠きません。
タキオンの弔い合戦に臨むディープスカイ、
父グラスワンダーにつづいて父子制覇に挑む
スクリーンヒーロー、サクラメガワンダー、
同じくマーベラスサンデーの仔のスマートギアなど。
でも、ちょっと気になるのはドリームジャーニー、
ステイゴールドの産駒ですね。
“無事これ名馬” というには立派すぎる戦績ですが、
ステイゴールドに感心するのはそのローテーション。
本格化した4歳春から引退する7歳暮れまで
春天→宝塚→秋天→JC→有馬のG1ロードを
4年つづけて判で押したように使われています。
休んだのは海外遠征と重なった
6歳春の天皇賞と7歳暮れの有馬記念だけ。
最初はドバイシーマクラシックG2、
次は香港ヴァーズG1、両方とも勝っています。
2着12回とあと一歩に泣きつづけた馬が
海外では2戦2勝、わからないものですね。
ステイゴールドの宝塚記念は、
4回出走して2着、3着、4着、4着でした。
3着時の勝ち馬がグラスワンダーだったのも
なにかの縁でしょうか。
ちなみにそのときの2着はスペシャルウィーク、
昨年の3着馬インティライミの父ですね。
いよいよゲートイン間近です。
きょうも来てくださってありがとうございます。
あす金曜はフレッシュな馬券コンテンツなどを
中心にお届けします。
どうぞよろしくお願いします。