2009年07月02日
こんにちは。
週半ばの木曜日、いかがお過ごしですか。
さて、きのうは「夏は牝馬」というお話をしました。
夏にまつわる有名な競馬格言に
夏は芦毛。
というのがありますね。
人間の場合、日光を吸収する黒っぽいシャツより
照りつける陽光を反射する真っ白なTシャツのほうが
しのぎやすいのはたしかですが、馬はどうなんでしょう。
馬の毛色にはメラニン色素が関係しているといわれます。
お肌の大敵と女性に忌み嫌われるメラニンは、
(本当の大敵はメラニンではなく紫外線ですが)
紫外線を吸収し皮膚を保護する役割を持っていますが、
吸収の度合いが多いほど色は黒く見えるのだそうです。
芦毛馬はメラニンの吸収を妨害する遺伝子を持ち、
歳を経るほど白くなっていきます。
まぁ、要は遺伝子の組み合わせの問題なのですね。
だから毛色は馬の運動能力や性格などに
まったく影響を及ぼさないとされています。
もちろん夏に強いとか弱いとかに関係ないようです。
それは馬の個体差であり、
実際には厩舎の仕上げの方針とか、
ローテーションの組み方などに左右されるのだそうです。
今週のメインレース
福島のラジオNIKKEI賞に芦毛馬は見あたりませんが、
函館スプリントSにはアーバンストリートが出走します。
さて、たった一頭の白い馬、
“夏は芦毛”となるのでしょうか。
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