2009年11月07日
こんにちは。
きょうはジャパンCダート(JCD)のステップレース・武蔵野S。
なんといっても印象深いのは01年のクロフネでしょうね。
菊トライアルの神戸新聞杯を3着に負けてダートに路線変更、
初ダートでも強いの何の、影も踏ませず9馬身差の圧勝でした。
勝ちタイムの1分33秒3はいまでも不滅の日本レコードです。
2着のイーグルカフェが翌年のJCDを勝っていますから、
相当にレベルの高い一戦だったといえると思います。
レベルが高いといえばクロフネの同世代、
ミレニアム(2000年)デビューの世代は奥が深いですね。
いまでは“伝説”となっている暮れのラジオNIKKEI 2歳S、
物語はここからはじまりました。
1着アグネスタキオン、2着ジャングルポケット、
1番人気のクロフネは3着に敗れます。
そしてタキオンは無敗で皐月賞を勝ちますが、
脚部不安を発生してそのまま引退。
ダービーはジャングルポケット、菊はマンハッタンカフェと
三冠が全部違う馬という戦国模様でしたが、ここからが凄い!
JCをジャングルポケットが制したと思ったら、
翌週はJCDをクロフネがまたまた日本レコードで完勝。
暮れの有馬記念をマンハッタンカフェが勝ってしまいます。
このミレニアムデビュー世代、近年最強のレベルかも・・・。
この世代は種牡馬としてもきわめて優秀で、
タキオンは昨年のリーディングサイヤー、
ことしはマンハッタンが首位を独走し、
クロフネ、ジャンポケもランキング上位の常連になっています。
タキオンの早世は残念ですが、
いずれにせよこの世代、当分は目が離せないですね。
きょうも来てくださってありがとうございます。
ブリーダーズCの最新情報をお届けしている
合田直弘さんの『海の向こうの競馬、そしてホースマン4』は
いよいよ佳境に入ります。
『競馬新聞の◎をチェック!』は夕刻ごろの更新になります。
どうぞよろしくお願いします。