2011年06月11日
こんにちは。
アメリカ3冠最後のベルモントSが日本時間の今日行われます。
今年はケンタッキーダービー馬アニマルキングダムが
プリークネスSで2着に敗れ3冠馬誕生の夢は早々と消えました。
1978年のアファームドを最後に33年間も3冠は達成されていません。
その間、サンデーサイレンスも含めて11頭が3冠奪取をかけて
ベルモントSに挑戦しました。どの馬も夢を実現できませんでした。
米3冠は5月初旬のケンタッキーダービーにはじまり、
中1週でプリークネスS、そこから中2週でベルモントSと
わずか5週間で3歳チャンピオンの座を争う仕組みになっています。
想像を絶する超 過酷なレーススケジュール、
実力にまさるダービー馬がプリークネスSを勢いで連覇できても、
最後の砦ベルモントSは2400mの長丁場、簡単には突破できません。
33年間で11度、3年に1頭が3冠に挑戦して敗れ去った理由です。
競馬の母国イギリスでも最後の3冠馬は1970年のニジンスキーです。
もう40年以上前のお話です。
3冠目のセントレジャーより凱旋門賞の価値が高くなったからです。
3冠にチャレンジしようという馬さえ現れなくなりました。
14ハロンという普通ではない距離の長さも嫌われた理由でしょう。
そもそもクラシックは種牡馬や繁殖牝馬の選定が目的のレースです。
時代によって求められる資質は異なってきて当然でしょう。で、
引退後の価値に反映されないレースは敬遠されるようになります。
ダート2400mとアメリカでは希少なG1レース・ベルモントSも
そういう危うい淵を歩んでいるのでなければ良いのですが。
日本の菊花賞はどうなんでしょうか。
きょうも来てくださってありがとうございます。
沖縄ではもう梅雨明けだそうです。夏のはじまりです。
熱い夏にはなっても、どうか暑い夏にはならないでください。