2011年06月18日
こんにちは。
ロイヤルアスコットの掉尾を飾るゴールデンジュビリーSは
このところオーストラリアからの遠征馬が活躍しています。
昨年もスターズパンクルドバナーが勝っていますし、
その父ショワジールは03年のキングズスタンドSから中3日の
このレースを連覇した史上唯一のサラブレッドでした。
今や国民的ヒロインになった13連勝中のブラックキャビアは
ワールドサラブレッドランキングで世界トップの評価です。
オーストラリアのスプリント陣は質が高く層も厚くて
ヨーロッパ勢が一目も二目も置く存在となっています。
オーストラリアと交流が盛んな香港勢も強くて、
05年にケープオブグッドホープが勝利を収めました。
こうした輪の中に入れない日本勢はちょっと情けがないです。
ということで注目は3頭のオーストラリアからの遠征馬でしょうか。
スターウイットネスは先日のキングズスタンドSで2着、
しぶとい末脚の持ち主でこの距離も十分に対応できます。
ヒンチンブロークは1-1-4-5と1勝馬の身にもかかわらず、
G1戦線を走り続けブラックキャビアとも3度の対戦歴があります。
結果は6着、3着、5着というものですが、
前走でオーストラリアNo,2のハイリストの2着と健闘しました。
ハイレベルなレースでもまれて力をつけているのでしょう。
エルザームはここが7戦目の上がり馬。
オーストラリア・リーディングサイヤーのリダウツチョイスに
母の父がキングマンボという配合で一発の魅力がありそうです。
いずれにしろオーストラリアから来たこの3頭を物差しに
アスコットにはいない偉大なブラックキャビア、
彼女の実力を測るレースといった雰囲気が充満しています。
迎え撃つ地元勢はデレゲーターが筆頭格でしょうか。
一昨年の2000ギニーでシーザスターズの1馬身半差2着が勲章、
リップヴァンウィンクルやマスタークラフツマンといった
エイダン・オブライエン厩舎のスター軍団に先着しています。
“昔の名前” がどこまで通用するかといった感じでしょうか。
きょうも来てくださってありがごうございます。
ちなみにゴールデンジュビリーとは50周年を意味します。
エリザベス女王の即位50周年を祝って改称されました。
ところがお目出度いことに来年で即位60周年を迎えます。
50年は金婚式、60年はダイヤモンド婚式だそうですから、
ダイヤモンドSなんてレース名に変わったりするのでしょうか?