2011年07月24日
こんにちは。
週が明けて木曜にイギリスのグッドウッド競馬場で行われる
サセックスSは “世紀の一戦” と言っていい大一番だと思います。
というのもデビュー以来7戦7勝と無傷を誇るフランケル、
G1を5連勝中のキャンフォードクリフスが直接対決するからです。
その年の最強マイラー決定戦というレベルではなく、
歴史に名を刻むだろう名馬同士のガチンコ勝負という
滅多に見られない瞬間に立ち会うことになるだろうと思うからです。
まずG1・5連勝がどれほど凄いかというと、
史上最強牝馬といわれる現役の名マイラー・ゴルディコヴァは
G1・13勝とヨーロッパ最多勝記録の持ち主ですが、
連勝となると4で止まっています。
彼女を管理するフレディ・ヘッド調教師の騎手時代の相棒だった
名牝ミエスクはG1勝利10、連勝はやはり4まででした。
キャンフォードクリフスはゴルディコヴァを競り落として
クイーンアンSを勝ち、連勝を伸ばしたのですから価値があります。
G1連勝記録はロックオブジブラルタルの7連勝が最高です。
彼は02年のサセックスSで6連勝目を飾り、
続くムーランドロンシャン賞で新記録に到達しています。
キャンフォードクリフスも今回が6連勝への挑戦、
先輩ロックオブジブラルタルと同じ道を歩めるのでしょうか。
もし彼が勝って6連勝に到達すると、
これはスーパーホース・シーザスターズに並ぶことになります。
マイルと中長距離とカテゴリーの違いはありますが、
大変な金字塔であることには間違いありません。
きょうも来てくださってありがとうございます。
今日はキャンフォードクリフスの蹄蹟を検証しましたが、
明日はフランケルの可能性を見ていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。