2009年12月14日
こんにちは。
きょうも来てくださってありがとうございます。
いよいよ師走も本番という感じでお忙しいと思います。
ちょっとお暇なときに、よろしかったらのぞいてみてください。
さて、きのうは重賞でもない中京2歳Sから、
ネオユニヴァース、メイショウサムソン、
ダイワスカーレット、スリーロールスなどの
クラシックホースが出ている話題をお届けしました。
暮れに行われるG3ラジオNIKKEI杯2歳Sも
昨年の1、2着馬ロジユニヴァースとリーチザクラウンが、
ダービーでもそのままワントゥーフィニッシュを決めています。
そこでG1朝日杯フューチュリティSはというと、
1993年の勝ち馬ナリタブライアンが三冠馬となって以来、
残念ながらただ1頭のクラシックホースも出していません。
1949年創設と古い歴史を持つ伝統のレース、
早くも第2回に無敗のまま皐月賞、
ダービーを連覇した伝説の名馬トキノミノルを輩出して、
クラシック登龍門のイメージを決定的にしました。
その後も数々のクラシック馬を出す一方で、
クラシック出走権のない外国産馬が
うっぷんを晴らす場としても注目されました。
もはや伝説となっているのが1976年のマルゼンスキーです。
初めて真剣に追ったら、なんとブッチギリの大差勝ち。
2着のヒシスピードとのタイム差が2秒2といいますから、
軽く11~12馬身くらいは突き放した勘定になります。
最近ではカジノドライヴが新馬戦で2秒3の差をつけています。
芝とダートの違いはありますが、
イメージとしてはあんな感じだったんでしょうね。
その後も外国産馬は大活躍し、
昨年のセイウンワンダーの勝利で親仔制覇したグラスワンダー、
先日ちょっとお話した海外G1の王者
エイシンプレストンなど合計9頭が勝っています。
ところが肝心のクラシックとなるとさっぱり、
G1レースから15年間もクラシックホースが出ないのはさみしいかぎりです。
なぜなんでしょうか?
あすからこのあたりをちょっと考えてみたいと思います。
合田直弘さんの『海の向こうの競馬、そしてホースマン6』は
香港で行われた国際G1の話題をお届けしていますが、
16日水曜からの再開となります。どうぞよろしくお願いします。