2011年08月30日
こんにちは。
今週の海外競馬は愛チャンピオンSがハイライトです。
9月初旬の開催時期は凱旋門賞の1ヶ月前、格好の叩き台です。
最近でも一昨年のシーザスターズ、07年のディラントーマスなど
このレースの覇者が凱旋門賞馬となるケースも目立ちます。
とはいえ10ハロンという微妙な距離で行われますから、
ニューアプローチ、ジャイアンツコーズウェイといった
中距離ランナーもここを目標にしてきます。
なかなか一筋縄ではいかないレースなのです。
さて、今年は例によってエイダン・オブライエン厩舎が3頭出し。
ソーユーシンク、ロデリックオコンナー、リサイタルです。
オーストラリアから来た大将軍ソーユーシンクは、
10ハロンに飛び抜けた適性があるようです。
この距離8戦7勝2着1回で、内7戦はG1で6勝を上げています。
2着に敗れたのはプリンスオブウェールズSの1回で
リワイルディングの一世一代の鬼脚に屈したものですが、
オブライエン調教師は『私のミス』と調整不足を認めています。
完調、もしくはそれに近い状態で出てくれば、
この距離では世界広しと言えど無敵かもしれません。
父ハイシャパラル、祖父サドラーズウェルズもこのレースを勝ち、
ソーユーシンクが勝てば父子3代制覇の偉業達成になります。
1976年創設の比較的歴史の浅いG1としては異例の記録でしょう。
彼にはここがアイルランドでの最後のレースになりそうです。
10月2日の凱旋門賞を戦った後は故国オーストラリアに凱旋し、
G1コックスプレート3連覇をめざすことになりそうです。
10月22日のオーストラリアは大変な盛り上がりでしょうね。
きょうも来てくださってありがとうございます。
10ハロン戦の無敵将軍ソーユーシンクに立ち向かうのは
牝馬のスノーフェアリーでしょうか。
今季はいろいろあって順調さを欠く彼女ですが、
そのあたりは明日お届けすることにします。