メリハリがつけられる騎手と、 | |
四位 | 若手騎手って、 やっぱり需要があるじゃないですか? |
松永 | こういう言い方はちょっと乱暴かもしれないけど、 使い勝手がいいというか、 いろいろと頼みやすい部分は、 たしかにあるんですよね。 |
四位 | だから、ここから100とか200とか 積み上げていくのは、楽じゃないんですよ。 もうぼくも36歳になりましたしね。 だから、少ないチャンスの中で、 いい馬を頼まれたときに、 いかにその馬のベストパフォーマンスを 引き出してあげられるか。 そう思って乗っていますよ。 騎乗数が少ない方が ひとつのレースに集中できるという メリットもありますからね。 |
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―― 松永調教師は38歳まで騎乗しましたが、 四位騎手は、何歳ぐらいまでとか、考えたりはしますか? | |
四位 | 乗れるならいつまででも乗りたいですよ。 |
松永 | 胸の内には、いろいろと思いはあっても、 現役で乗ってる間は、 そんなことは言えないものですよ。 |
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四位 | やっぱりジョッキーのほうが楽というか、 究極、週末の競馬だけ集中すればいいわけですから、 気持ちを切り替えられますよね。 でも、調教師は、幹夫さんもそうですけど、 24時間365日、馬のこと厩舎のことを 考えていないといけない。 こうやって、取材を受けているときでも、 ご飯食べているときでも、お酒飲んでいるときでも、 やっぱり自厩舎の馬のことを、 まるっきり忘れるということはできないですから。 完全オフはないですもんね? |
松永 | そうだよねぇ。騎手のときは、 年末はだいたいのんびり海外に行ってたけど、 それもしばらくは無理だなぁ。 トレセンと競馬場以外は、 これも仕事だけど、北海道に行くぐらいですね。 |
四位 | 北海道といっても、 昔とは方向が違いますよね。 札幌市内の方じゃなくて 日高方面に行くわけですから(笑)。 |
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松永 | そうだね(笑)。 |
四位 | その点、ジョッキーは、 オンとオフが割とはっきりしているので メリハリが付けられますよね。 |
(明日につづく) 14時に更新します |
今日のレッドディザイア | 5月13日 |