勝負服をスーツに着替えて、競馬場に「出勤」する松永調教師。 | |
―― 調教師はやはり大変ですか? | |
松永 | ジョッキーと違って、 |
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―― 騎手に戻りたい、とか思ったりはしますか? | |
松永 | いや、もう無理です、 調教師の体になってきてますもん(笑)。 こないだも、鹿戸(雄一調教師)さんに会ったときに 「顔が丸くなったな」って言われました(笑)。 |
四位 | でも、幹夫さんは まだ調教にも乗っているから キープできているんじゃないですか? 馬に乗らなくなると、某調教師みたいに、 一気に来るんですよね(笑)。 |
松永 | 体重は2キロぐらいしか変わらないけど、 筋肉が落ちて脂が乗ってきてるから(笑)。 |
―― 四位騎手は、体重は大丈夫な方ですか? | |
四位 | ぼくも、最近はだいぶ脂がね……(笑)。 だから、食生活も、肉を少なくして、 魚を多くするとか、気をつけていますよ。 ジョッキーは、体重とうまく付き合うのも 仕事の一部ですからね。 でも、ぼくは、競馬の前の日に 1キロぐらい落とせば大丈夫なんで、 まだ楽な方ですよ。 |
―― 四位騎手から見て、松永調教師はそれらしくなった感じはしますか? | |
四位 | まだ、正直、違和感はありますよね(笑)。 競馬場でスーツを着てる姿を見ても、 不思議な感じはします。 |
松永 | それは、ぼくだって思います。 さすがに、最近は慣れましたけど。 パドックで、止まれがかかって、 ジョッキーより先に馬のところに行って……。 あれが、妙に恥ずかしかったですよ。 でも、調教師になって 「ひとつ勝つってほんとに難しいなあ」 ってことをすごく思いますね。 |
四位 | そりゃ、ジョッキーのときは数を乗れますからね。 それが今は、20頭ぐらいのなかで 勝負しないといけないんですから。 だけど、年の近い先輩ジョッキーが、 トレーナーになられたんですから、 やっぱり活躍して欲しいじゃないですか。 鹿戸雄一調教師にしても、北海道では、 いつもかわいがって頂いてましたからね。 そういう先輩方に頼まれたら、ビシッと乗らないと、 っていう思いはすごくあるんですよね。 |
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―― 騎手での1勝と、調教師としての1勝は、 | |
松永 | そりゃ、どっちもうれしいですよ。 |
(明日につづく) 14時に更新します |